段階別指導 2/5

幼稚部におけるコミュニケーション指導

◎幼児にふさわしい遊びや体験を大切にし、心やからだ、ことばを育みます。
子供の全体的な発達を大切にし、自然やもの、身近な人との関わり合いの中でコミュニケーションの力やことば(日本語)の力を育てます。 具体的、直接的な体験とやりとり(対話)を重視し、生きたことばの力を育てます。 絵日記や体験カード、再現遊び、絵本などを通して経験や行動をイメージ化・概念化・言語化する力を育てます。

◎多様なコミュニケーション手段を活用し、コミュニケーションやことばの力を育みます。

友達との会話、互いに伝え合える経験を大切にし、集団でのコミュニケーション活動を活発にするために共通のコミュニケーション手段として口話・手話を併用します。 友達同士での会話、両親との会話、身近な人との会話など、相手に応じてどのようなコミュニケーション手段が使いやすいか、だんだんとその子なりにわかってきます。場面や相手に応じてどのような方法がよいのか使い分けできる力を育てます。

◎聞こえる人と聞こえない人が、お互いに認めあって生きていく考え方を大切にします。

成人聴覚障害者との日常的なふれあいを通して、幼児なりの障害に対する気づきを大切にし、肯定的な障害認識の芽を育みます。 成人聴覚障害者との日常的なふれあいを通して、保護者がその社会生活や文化活動について学び、聞こえないということを肯定的に受けとめられるように、共に考えていきます。

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