聴力検査

オージオ検査
オージオメータという聴覚検査機器を使った一般的な聴力検査で、どのくらい小さいな音まで聞き取ることが出来るかを調べます。大人の方ですと10分位で終わりますが、子供ですと20分から30分くらいかかる事もしばしばです。

遮音室(防音室)の中でヘッドホン又はスピーカーから聴こえてくる信号を捕らえます。プップップッ又はピッピッピッという音が聞こえたら手に持ったスイッチを押します。音が聞こえている間は押し続けて、聞こえなくなったらスイッチを離します。これを繰り返して低音域から高音域まで、30デシベル(dB)位から130デシベル位までの聴こえの具合を計測します。

また難聴の種類が確定していない場合や、原因によっては、骨導検査といって、耳の後ろの骨の部分に専用のヘッドホン(スピーカ)をあてて、鼓膜を通さずに直接聴神経を刺激して計測する検査も同様に行います。

驚愕反応による新生児の聴力検査
乳幼児のようにヘッドホンの使用やボタンスイッチを押すことが難しいケースでは、スピーカーや専用の拡声器をつかって音に対する驚愕反応を見る方法もあります。


ABR (聴性脳幹反応)
乳幼児用のオージオ検査設備がなかったり、オージオ検査で正しく測定できないケースで一般の脳波検査をしながら音を出して、その音に対する反応を調べます。難聴の疑いに対しての判断材料のひとつとして行われます。


画像提供:リオン株式会社

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